TortoiseHg を使って SSH 鍵認証が必要なリポジトリを取得する

1.事前準備をする

  1. TortoiseHg をダウンロードする
    Mercurial が含まれているので別途用意する必要はない。
  2. SSH 鍵認証を用意する
    TortoiseHg での SSH 鍵認証は putty を使って生成する

2.TortoiseHg をインストールする

TortoiseHg をダウンロードして、インストールする。インストール自体は難しくなく、インストールに成功すれば、下図のように Explorer(シェル) に TortoiseHg が統合されて、右クリックで表示できる。

3.SSH 鍵認証の設定をする

設定方法は、下記のリンクを参考にして作る。

まだ putty のインストールをしていないのならば、TortoiseHg をインストールすれば、putty.exe の名前を変更した「TortoisePlink.exe」が TortoiseHg と同じフォルダに(通常は「C:\Program Files\TortoiseHg\」)保存されているので、それを使う。
TortoiseHg の TortoisePlink.exe だけでは秘密鍵は生成できないので、Putty のインストールは必須である。また、TortoisePlink.exe 名を putty.exe 名に変更して利用する必要はなく、TortoisePlink.exe 名のままで問題ない。

4.ローカルのリポジトリに使うフォルダを作る

今回は「E:\works\perl」に「test」というフォルダを作った。

5.TortoiseHg で SSH の鍵認証を行う

操作の順番としては、

  1. 「TortoisePlink.exe」と同じフォルダにある「Pageant.exe」を起動する
  2. Pageant.exe」が起動したら、タスクトレイにある「Pageant.exe」を右クリックして「Add key」を選択する
  3. さきほど生成した秘密鍵を選択する
  4. 指定した秘密鍵は「View Keys」で確認ができる

リモートサーバーとリポジトリの入出力を行う間は、「Pageant.exe」を起動したままにする。

6.リモートのリポジトリを取得する

接続情報として、

  • リモートのサーバー名は「www.example.com」とする
  • リモートサーバーの SSH の接続ポートは「3000」番とする
  • リモートサーバーに接続できるユーザー名は「user」とする
  • リモートサーバーのリポジトリは、「user」のホームディレクトリ内にある「works/repos/perl/test」とする

今回は初めてリポジトリを取得するので、「test」フォルダを右クリックして「Clone...」を選ぶ。

この場合、リモートサーバーへ接続する「Source path:」には、

とする。「Description path:」は上記で作ったフォルダの

  • E:\works\perl\test

になるので、リポジトリへのパスを入力して「Clone」ボタンを押す。

リモートサーバーと接続ができれば、秘密鍵に保存したパスワードの確認ウインドウがでるので、パスワードを入力する。
リモートサーバーに接続できれば、リポジトリの取得が成功して、「E:\works\perl\test」にリモートサーバーにあるデータが取得されているはずである。