ZFS(Solaris ZFS)とは

サン・マイクロシステムズOpenSolaris および Solaris 10 上で実装されている 128ビット・アドレッシングを特徴とするファイルシステム
今まで Solaris (SunOS) で用いられてきた Unix File System (UFS) の次世代ファイルシステムと位置づけられている。
ZFSとは Zettabyte File System からきている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ZFS

ZFS の概要と特長

  • データの肥大化がどんなに進んでも、ディスク容量のことを気にする必要は当面ない
  • 256 bit チェックサムによるデータの完全性を確保
  • Copy-on-write(COW)トランザクションモデルの導入によるデータの安全性を確保
  • 仮想ストレージプール(zpools)による物理デバイスの隠蔽
  • 仮想ストレージプールの管理が容易

ZFS の短所

  • ストレージプールに追加した物理デバイスは削除できない
    ストレージプールの再作成が必要。
  • 要求されるメモリサイズが比較的大きい
    512MB 以上。実際は 1GB 以上。
  • 64 bit OS を対象に設計されているため、32 bit OS には適さない

ストレージプールとは

ストレージプールとは、物理ディスクを論理的にひとつのディスクとして扱う概念を指す。

ハードディスクが高価であった時代には、各ファイルシステムは、単一のディスクを管理して使っていました。
しかし、ディスクの低価格化やデータの肥大によってより巨大なファイルシステムが必要になってくると複数のディスクを相互に繋ぎあわせて仮想ディスクを構成するというアイデアが生まれました。
この仮想ディスクの概念がボリュームであり、このボリュームによってより大きなファイルシステムを構築することが可能になりました。

http://sdc.sun.co.jp/news/private/2006/07/tech_sol0607.html